指し示すコト(ポインター)
「これ」という言葉で指し示すのが、一番明確で正確だと思う。
「これ」は一体何なのだろう?
この「問い」から始まる「思考」も「これ」に含まれている。
「これ」は一体何なのだろう?
この「問い」が、常に新鮮に、エネルギーを喚起する。
「これ」は一体何なのだろう?
この「問い」自体が、瞑想を起動し、瞑想自体がまた「これ」そのものである。
「これ」以外に何が在るのだろうか?
「これ」以外に何を知っているだろうか?
「これ」は一体何なのだろう?
「これ」の説明が、必ずしも「これ」を指し示してくれるとは限らない。
「これ」を「今ここ」に記述して行くコトはできるが、その記述文が必ずしも「これ」を指し示してくれるとは限らない。
それでも、「これ」と直接触れるコトで、「安らぎ」がやって来るのは何故だろう?
「これ」が離れるコトなどあり得ないのに、まるで「私」は離れては戻り、戻っては離れてを繰り返しているようだ。そうして、何度も戻って来ては、「これ」に直接触れると、英知に包まれた「安らぎ」がやって来る。
「見るコト」は、「これ」に直接触れるコト。
全運動を、同時に、一瞥する「これ」。